「噂はナンセンスだ」リカルド”解雇説”にマルコ氏が不快感 ローソン側のリークは逆効果に「夢を持っているようだが」
ローソンにとってもこのまま浪人を続けているわけにはいかない。トロロッソ、アルファタウリを経て現チーム名になったRBはシーズン中に選手交代する事例が多い。現王者のマックス・フェルスタッペンがトロロッソからレッドブルに移籍したのは2016年5月。ピエール・ガスリー(現アルピーヌ)からアレクサンダー・アルボン(現ウィリアムズ)にスイッチしたのが19年8月。角田についても何度も解雇説が飛び交い、逆にレッドブルのセルジオ・ペレスとのトレード説も浮上している。
リカルド側も移籍したマクラーレンで1年目に優勝をもたらしながら2年目に冷や飯を食わされたこともあり、2年ぶりにつかんだF1のレギュラーシートを是が非でも死守したいとの思いがある。マイアミGPでの奮闘ぶりはそれを如実に表している。
ローソン側も黙って機をうかがっていれば、すんなりと声がかかっていたかもしれない。その意味ではあからさまにうわさを流布してマルコ氏を憤慨させたことは失策だったと言わざるを得ない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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