数字に囚われる“常識”に逆行した信念 連覇を手繰り寄せた神采配の理由をド軍ロバーツ監督が告白「全てが勘だ。野球を理解している人なら分かる」
大舞台で「データではなく選手の“鼓動”を信じた」というロバーツ監督。負けたら終わりという土壇場で自身の支えとなってきた直観を頼った采配は実った。
ありとあらゆる統計やデータ分析が重宝される昨今の野球界。その「常識」からは逆行する考えではあるが、ロバーツ監督は、こうも続ける。
「私の場合は全てが勘だ。2024年のポストシーズンや2020年のワールドシリーズを振り返っても、重要な局面では感覚と勘が全てだった。なぜか人々はデータから離れたがろうとしない。そういう人ほど自分のやり方に固執して、考えを変えようとはしないんだ。でも、野球を本気で見て、理解している人なら分かるはずだ。我々の勝利にデータ分析は関係がなかったってね。本当に大事なことは監督が選手を信じ、選手がそれに応えることなんだ」
野球界を沸かせたブルージェイズとの熱闘の軌跡。その成功の要因は、信念を貫いた指揮官が生んだケミストリーによるものだったと言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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