“特別”な10年目の開幕を日本で迎えるロバーツ監督　メジャー公式も存在感を強調「日本人に安心感を与えている」

気遣いのできるロバーツ監督が選手たちを支えている(C)Getty Images

　スタープレーヤーと並び、世界一の指揮官にも高い関心が寄せられている。

　東京でシーズン開幕を迎えるドジャースは巨人、阪神とのプレシーズンゲームも終え、いよいよカブスとの公式戦初戦に臨む。そして、昨季のワールドシリーズ王者を率いるデーブ・ロバーツ監督は、まさに生まれ故郷への“凱旋”となり、日本遠征でも脚光を浴びるひとりだ。

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　チームの中心を担う大谷翔平、山本由伸、そしてMLBデビューを控える佐々木朗希といった、活躍が期待されるプレーヤーと同様、ロバーツ監督の動向も開幕シリーズではさまざまなメディアによりクローズアップされている。

　メジャー公式サイト『MLB.com』でも、現地時間3月15日（日本時間16日）にロバーツ監督の特集記事を配信。オフに出生地である沖縄を訪れた際でのエピソードや、開幕を前にした日本ツアーにおける活動での様子などを伝えながら、日本人選手との関係性にもフォーカスする内容となっている。

　トピックの中で同メディアは、「監督という立場は選手ほどの人気を得ることは難しい。しかし、ロバーツは監督としてはスターに近い存在と言えるだろう」と評しており、「ロサンゼルスの指揮を執った9年間で彼は、ドジャースを2度のワールドシリーズ制覇へ導き、9年連続でポストシーズン進出を果たした。さらに通算勝率.627という数字は、MLBで1000試合以上指揮を執った監督の中で歴代最高となっている」などとこれまでの功績を列挙。

　その上で、「今、ロバーツはドジャースの監督として迎える10年目のシーズンを、日本で迎えるという特別な機会を手にした。それも、MLBで年間最高額の報酬を受け取る監督として、母国での開幕戦に臨む」と綴り、シーズン初戦に向かうロバーツ監督自身の言葉として、「これまで経験した中で、最もエキサイティングな開幕戦のひとつだ」と述べた意気込みを紹介。