年内移籍市場も残り1週間 "合否"がわかれてきた助っ人たちの注目株は?

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 一方で、今季で8シーズンを過ごした中日を離れたダヤン・ビシエドに関してはまだ吉報が届かない。かつては最多安打、首位打者も獲得したタイトルホルダー。近年は一定のゾーンが打てないことも知られており、一塁しか守れないことも起用の点ではネックとなるか。日本人選手扱いとなっていることもプラスに働くと見られていたが、果たしてどうなるか。

 野手で同じく注目されていたのはDeNAに途中加入したマイク・フォード。強打の一塁手として、今季はタイラー・オースティンが元気な姿を示したため、出場は限定されたが、特にポストシーズンにおいては阪神とのCSファーストSでホームランを放つなど、存在感を示した。選球眼の良さも知られており、2年目シーズンとなれば、さらに日本球界にフィットするという声もあっただけに、今後の去就も注目となる。

 投手では同じくDeNAに2年在籍、今オフにリリースされた、J.B.ウェンデルケンも注目されている。

 2023シーズンからチームに加入した助っ人右腕は同シーズンは61登板で2勝2敗3セーブ、33ホールド、防御率1.66と勝ちパターンの一角を占め、シーズン終盤の9月には守護神を任される時期も。

 2シーズン目となった今季は怪我による離脱がありながらも28登板で1勝1敗16ホールド、防御率1.71の成績を残し、ソフトバンクと戦った日本シリーズ第4戦でも、5点リードの9回から登板すると、中軸の山川穂高、近藤健介を連続空振り三振に仕留めるなど存在感を示した。
 
 ほかにもロッテからはかつて巨人にも在籍したC.C.メルセデス、ダラス・カイケル、西武で抑えも務めたアルバート・アブレイユも自由契約となっている。

 近年は日本球界で実績を残した選手が他球団を渡り歩く例も増えているが、着々と枠も埋まっていく中、引き続き去就が注目を集めそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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