「血抜き髪切り脱水」で世界に衝撃 インドレスリング選手を引退にまで追い込んだ"過酷な減量"の中身 「彼女の体に衝撃を与えた」【パリ五輪】
またそもそもビネシュに関しては出場した50キロ級では本来なく、53キロ級が主戦場だった経緯もある。
同記事ではインド代表選手団の「チームが夜通し最善を尽くしたにもかかわらず、今朝の彼女の体重は50キロを数グラム、オーバーしていました。ビネシュ選手が失格になったことを残念に思います」との声明も紹介しながら、今回の減量で「彼女の体に衝撃を与えた」としている。
リオ五輪から3大会連続で出場と祖国の星ともなっていたビネシュの衝撃の失格にインドでも大騒ぎとなっているという。
ナレンドラ・モディ首相も自身のSNSで「チャンピオンの中のチャンピオン」といたわりの言葉をかけるなど、悲劇のヒロインに同情の声が高まっている。
失意のビネシュは8日に自身のSNSを通じて「今の私にはこれ以上の力はありません」としてレスリング競技からの引退を表明。目指す金メダルまであと一歩だったところを、無念の敗退となったことで打ちひしがれた様子を見せていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「死ぬかもしれない」衝撃の失格処分 須崎優衣を破ったインド女子選手の体重超過は過度な減量が原因だった【パリ五輪】
【関連記事】「フェアではありますが…」インド選手の“当日失格”を受けてリオ金・登坂絵莉が解説「減量の多い選手にとっては過酷」【パリ五輪】
【関連記事】徹夜で断食→断髪しても落ちなかった「たった100グラム」 レスリング決勝で体重超過のインド女子選手に起きた異常事態【パリ五輪】