波紋を呼んだ100グラムの体重超過 インド女子選手の失格への“陰謀論”を叔父は断固否定「スポーツに政治を持ち込むな」【パリ五輪】
収拾が尽きそうにない異常事態。そうした中で失態を受け止めるべきと冷静に語る人もいる。ビネシュにレスリングを叩き込んだ叔父のマハビル・フォガト氏だ。
自身もレスリング選手として活躍した実績を持つマハビル氏は、インドのニュース局『Aaj Tak』で「ビネシュはまだまだプレーできる。引退の決断を変えるべきだ」とメッセージ。一部で激化しつつある陰謀論については「なんといえばいいかわからない。ただ、多くの人々は、政治的立場を示すために彼女に対して陰謀があったと言っている。スポーツに政治を持ち込まないでいただきたい」と断じている。
さらにマハビル氏は「オリンピックには独自のルールがある。だから計量は大きな役割を果たす。もしも、ビネシュに何か問題が起こったなら、彼女自身が出てきて、それを言っていたと思う」とも指摘。そして、「2028年に向けて準備をしてもらいたい。彼女はもっと上手にできるし、一生懸命働いてきたんだ。とにかく今、我々は彼女と共にある」と慮った。
ここ日本を含め、世界で波紋を呼んだ失格劇。本人を含めた関係者の間でショックが癒えるのはまだまだ先だろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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