「人生は続きます」失意のビネシュをいたわる樋口黎のメッセージに印メディア称賛「ヒグチほどビネシュの苦悩を理解している選手はいない」【パリ五輪】

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 自身も勝ち抜けば代表入りが決まる直前のアジア予選で、わずか50グラムの計量超過に泣き、東京五輪出場を逃した。

 自身のXを更新し、その中で英文で「あなたの苦しみは私が一番理解しています。同様に50グラムでした。周りの声を気にしないでください。人生は続きます。挫折から立ち上がるのは最も美しいことです。ゆっくり休んでください」とエールを送っている。 
 
 アスリート仲間として相手を思いやる心からの言葉にビネシュの母国であるインドメディアからも称賛の声が相次いでいる。

 インドメディア『India Today』では、「ヒグチほどビネシュの苦悩を理解し、彼女が経験したことを理解できる人はいないだろう」と報じ、『The Indian Express』でも「日本のヒグチがビネシュに支援の手を差し伸べる」と大きく取り上げている。

 記事の中では「50グラム超過で東京五輪予選失格という過去の失望を乗り越えたヒグチは、見事な復活を遂げている」と今大会の活躍ぶりを称えた上で、「勝利後にビネシュとの連帯を示し、困難に直面している彼女にサポートを提供した」と樋口の優しさをたたえている。

 ビネシュは今回の失格処分を不服としており、銀メダル授与を求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴している。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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