処分撤回の訴えを棄却したCASも「非人道的」とした規定とは? インド女子選手の「100グラム超過問題」に余波続く
正式にメダル獲得の可能性が消えた。この結果を受け、ビネシュの母国インドでも反響が拡大。日刊紙『Hindustan Times』は「CASはビネシュに対する救済措置の一切を認めなかった」と報道。その上で、五輪のレスリング競技を統括している世界レスリング連合の設ける体重ルールを「厳しすぎる」としたCASの報告を紹介している。
「2回目の計量での失格は申請者側(ビネシュ)の違反、もしくは不正行為に起因するものではなく、単独仲裁人の意見では、非人道的で、過酷である」
今回のような“アクシデント”を繰り返さないように、どのようなルール改善を行っていくべきか。レスリング界での議論は続いていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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