ド軍は疑問も残る大型補強に動く!? 課題山積の投手陣のテコ入れではなく“守備難”も32発&112打点の遊撃手獲りに本腰か

タグ: , , , 2024/10/16

 もっとも、遊撃手がドジャースの最優先の補強ポイントなのかは疑問だ。このポストシーズンでも防御率4.06と精彩を欠く投手陣のテコ入れこそ「急務」とする声は小さくない。

 たしかに山本由伸やタイラー・グラスノー、ウォーカー・ビューラー、クレイトン・カーショウ、トニー・ゴンソリンなどタレントが揃ってはいる。だが、彼らはいずれも故障がち。フルシーズンを戦い抜くことを計算に入れると、やや心もとない。現在開催中のポストシーズンで熱投を続けるジャック・フラハティがFAになることを考慮すると、先発投手陣の頭数を増やす必要はあるように思う。

 さらにアダメスは遊撃手の守備面で不安材料を抱えている。守備率こそ.963ながら、同じ守備位置の平均的な選手が守る場合に比べ、どれだけの失点を防いだかを表す指標「UZR」は「-8.4」を記録。先述の図抜けた打力があるとはいえ、やや看過できない値なのだ。

 そんな難のある守備面に目をつむってでも、アダメスを入れて打力強化に奔走するのか。それとも投手陣の立て直しに全力を費やすのか。ポストシーズン終了後とともにドジャースの狙いはより具体的になっていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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