「球団は何億ドルも支払っている」日本に“吉報”は舞い込むか 大谷翔平らWBC出場にLA記者も憂慮「『出るな』と説得しにくい」

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 当然ながらドジャースの地元メディアでも、主力3人の出場には異論も示されている。専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マケイン記者は「当然だけど彼らが休む方が新しいシーズンに向けてはベストだ。僕らの目標はワールドシリーズの3連覇だからだ」と強調した上で、「これはドジャースにとって、とてつもなくセンシティブな問題だ」と断言した。

「どんなことがあっても、3人に『出るな』とは説得しにくい。そんなことをして、日本で『ドジャースが出場を拒んでいる』というネガティブなヘッドラインが並ぶ懸念があるからだ。それは絶対に避けなきゃいけない。広報的にも良くはない。だから長期契約を結んでいるフロント陣としても、慎重に扱う必要のあるテーマになっているんだ」

 大谷、山本、佐々木の“離脱”は、先発ローテーションの構築に向けて小さくない懸念材料となる。それでもマケイン記者は、「個人的にはオオタニやヤマモトが『WBCで投げたい』と言うのなら送り出してもいいと考える。彼らとの2年間はまさに2戦2勝。これ以上にないぐらいの成功をしている」と断言。そして、「とくにオオタニのことを考えると、あのWBCでマイク・トラウトを三振に仕留めた場面は思い浮かぶ。あれは野球史上で最高の瞬間と言ってもいい」と持論を続けている。

「彼らの出場は市場価値のある要素にもなる。3人が『WBCで投げたいです』とハッキリと意志を示すなら、そのジレンマはドジャースのオフシーズンの補強の動きにも影響すると思う。ただ、最終的にはやっぱり彼らにWBCで投げてほしいと思う。だって、彼らはここまで球団の言うことを全てこなしてきたわけだし、個人的には球団には『行きたいの? 大丈夫だ。我々はサポートしよう』というスタンスであってほしい」

 WBC出場に太鼓判を押したマケイン記者だが、「ビジネス面で見た時に、球団が何億ドルも支払っているのも事実。『出てほしくない』と考えるのもフェアだ」と指摘。「3連覇に向けて温存したいと考えるのは自然だ」とも論じた。

 23年大会で侍ジャパンのヒーローとなった大谷らは、ふたたび日本を頂点に導くためにプレーできるのか。過去には出場のために必要な保険の審査に落ちた大物選手たちも少なくなかったが、果たして――。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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