ド軍先発陣の「不安要素」が“最悪のタイミング”で露呈も 夏のトレードで解決できなかった「3つの問題」とは
2つ目はブルペン陣の問題だ。ツインズからリリーバーのブロック・スチュワートを獲得したものの、「フリードマン氏とチームは実績のある選手にコストをかける代わりに、わずかな補強を選んだ。これは間違った選択だ」と指摘。いわゆる“大物”を獲得することはなかった。
現在のリリーフ陣は「アレックス・ベシア、ブレイク・トライネンらで構成。これでは成功は望めない」とし、「タナー・スコット、マイケル・コペック、カービー・イエーツが今シーズン中に復帰したとしても、ドジャースは重要な場面でアウトを取るために、ジャスティン・ロブレスキーやベン・カスパリアスのような選手に頼らざるを得ない」と、守護神を務めるスコットは安定感に欠けるなど、苦しいリリーフ事情を憂慮した。
3つ目は先発投手陣についてで、タイラー・グラスノー、クレイトン・カーショー、さらに復帰したばかりのブレイク・スネル、佐々木朗希を含め、今季、負傷者リスト入りを経験している先発投手は多く、山本由伸以外は不安要素があると見ている。
この点を踏まえ、ケガなど緊急時に登板できる経験豊富な先発投手を獲得できなかったことを指摘。記事では「ドジャースの先発陣が10月まで健康を維持できれば、この件はもはや議論の対象でなくなるかもしれない。しかし、最悪のタイミングで層の薄さが露呈する可能性も同じくらいあるように思える」と、10月のポストシーズンを見据えると、懸念点は拭えないようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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