WS連覇に向けた「最強布陣」の完成はいつ? 米番記者が説いたドジャース先発ローテの“肝”「オオタニこそ最大の希望になる」
肝となるのは、やはり大谷翔平だ。今季に投打二刀流を再開させた31歳は、投げては8先発(19イニング)を消化して、防御率2.37、WHIP1.11、奪三振率11.84と圧倒的な支配力を発揮。いまだリハビリの過程にあるとはいえ、エース級の働きを見せている。
ゆえに地元記者も大谷の存在が鍵になると力説する。ロサンゼルスの日刊紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス氏は、米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』において「肘に2度目の手術をしてから、これだけキレのあるボールを投げているのは本当に凄いことだ」と強調した上で、「ここまで真のポテンシャルを発揮しきれてこなかったドジャースにとっては、オオタニこそ最大の希望になる」と論じた。
では、ドジャースの理想とする先発ローテはどのような顔ぶれになるのか。気は早いが、ハリス氏は、こうも続けている。
「ポストシーズンの理想的なオーダーは、順番こそ状態によるが、ヤマモト、スネル、グラスノー、そしてオオタニだろう。オオタニに関しては、現時点で5~6イニングを1シリーズに1回……。もしくは、短いイニングで第1戦と第5戦に投げさせる形も考えられる。間違いないのは、全員が健康だと仮定するなら、これまでのドジャースとは見方は大きく変わってくる。先発投手陣が今以上に良くなるなら、開幕前に誰もが描いた『100勝超えのチーム』という最強の姿に近づくと思う」
レギュラーシーズンは残り約2か月。地区優勝争いで2位のパドレスとヒリヒリとした戦いを続けるドジャースは、いかにチームをビルドアップさせていくのか。ふたたび頂点を目指す戦いの行方が注目される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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