【侍ジャパン】中日勢4選手に期待したいこと 松山晋也は「抑え筆頭候補」、岡林勇希は外野全ポジションをテスト?

タグ: , , , , 2025/10/10

 松山は今季、セ・リーグ記録に並ぶ46セーブをマーク。抑え転向1年目でいきなり結果を残した。当然、井端監督の頭に「抑え・松山」はインプットされているようで、会見でも「候補の一人」と明言。一方で、WBC使用球がMLB仕様になっていることに言及し、ボールへの適応を「見極めたい」とした。

 真上から叩き下ろす剛速球は他の投手と一線を画しており、問題なく投げられれば国際舞台でも活躍できるはず。持ち前の「ガンギマリ」を代表でも見せてほしいものだ。

 野手では岡林がただ一人の選出。2023年秋に行われた「アジアプロ野球チャンピオンシップ」以来の代表入りだ。今季は不動の中堅手として、12球団唯一のフルイニング出場を達成。自身2度目の最多安打のタイトルを獲得している。

 そんな岡林に期待されるのは、外野全ポジションを高い水準で守れること。これまで所属チームで中堅、右翼を守ってきたが、WBC本番に選ばれた場合は左翼を守るケースも考えられる。というのも、メジャー組の鈴木誠也(カブス)や吉田正尚(レッドソックス)、ラーズ・ヌートバー(カージナルス)の控えに回る可能性があるからだ。彼らの守備固めから出場するのは想定した方が良い。

 とはいえ、まだメジャー組の選考は不透明。岡林が強化試合でアピールすれば、そのまま中堅の一番手に挙がることも十分あり得る。大いにアピールしてもらいたい。

[文:尾張はじめ]

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