中日のドラフト「理想の指名」は? 1位は絶対に投手、2位もできれば
■プランB:金丸を外し、他の大学生投手を1位指名した場合
金丸は複数球団の入札が確実なため、抽選を外してしまった場合の想定もしなければならない。
まずは1度外した後、2度目の入札で交渉権獲得した場合だ。おそらくもう一度大学生の有力投手を獲りに行くと思われる。
相場感的に外れ1位で指名されそうなのが篠木健太郎(法政大)、佐藤柳之介(富士大)。それぞれ大学球界を代表する投手だ。彼らのどちらかを獲得した場合は、2位でもう1枚大学・社会人の投手を獲るとリカバーできそう。それこそ、プランAで触れた伊原か吉田を獲れたら良い。
■プランC:抽選を2度外し、高校生投手を1位指名した場合
金丸、その他の大学生投手と2度抽選を外した場合は、高校生投手の1位指名もあり得る。例えば今朝丸裕喜(報徳学園)、狩生聖真(佐伯鶴城高)の可能性があるだろうか。
こうなると、2位は確実に来季から投げられそうなピッチャーを獲得したい。これまでに触れた大学・社会人の投手たちに加え、実戦派右腕・竹田祐(三菱重工West)も視野に入れるべきだ。
本番まで残り1週間を切ったことで、ますます情報が溢れ、錯綜することだろう。それすらも楽しんで、想像することがドラフトの醍醐味だ。ドラゴンズにとって良い指名になることを祈りつつ、本稿を締めたい。
[文:尾張はじめ]
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