なぜ中日はCS争いで後退したのか 球界OBの考察 藤浪戦の左オーダーに関して残る悔い「選手を守るんじゃなく、球団はそれで良かったのかと思う」
高木氏は中日の対藤浪の左偏重オーダーに関して、「星野さんが生きていたらあの策をどう考えたかなと思うよ」「星野さんは絶対逃げることはしなかったし、何なら向かっていく」とコメント。闘将として知られた星野仙一元監督だったら、どう捉えたかと思いをはせた。
その上で8月31日の試合の7回の代打起用に関しても辻本を選択したが「あのときはブライトもいたし 細川もいたし 色々な右の強打者がいる中で」と疑問視。藤浪が降りるまでは、主力の右打者を出さなかったこともあり、「俺は一つ問題があったと思う」と続けた。
「選手を守るんじゃなくて、球団はそれで良かったのかと思うよね」とコメント。中日は2013年以降、3位に入ったのは2020年の与田政権のみ。長く低迷期を過ごし、「強い中日」をファンも待つ中で、上位浮上を目指しての用兵に疑問が残るとした。
実際に藤浪はその後、9月7日のヤクルト戦にも先発。ヤクルト打線は右打者6人を並べて、右打者は対藤浪に4安打、2四球と結果を残した。今後の藤浪対策において、他球団においても参考になると見られている。
動画内ではほかにも右のロマン砲、石川昂弥が昇格即本塁打を放ったものの、故障で離脱となったことにも触れている。
今後に関しても「ほかの球団、何が起こるか分からないから」とCS進出の可能性も残されているとしながら、「ここからは高校野球 ピッチャーを信じるしかない」と投手力を強みにコツコツと点を奪っていくことが高木氏も大事とした。
中日は残り16ゲーム。ナイン一丸となって意地を示せるか。今後の戦いぶりも注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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