井上中日がついにシーズン初勝利!一方で注目される「勝ちパターンの確立」「打線のキーマン」…投打の課題は山積み
主砲としての豪快な一発も期待される細川(C)TakamotoTOKUHAR/CoCoKARAnext
一つ勝つことの難しさと嬉しさを実感する試合だった。
中日は4月2日の巨人戦(バンテリンドームナゴヤ)で2-1と勝利を収め、6試合目にして今シーズン1勝目を挙げた。開幕戦での大逆転負けに始まり、その後も投打が噛み合わず黒星続き……。
勝ったことでようやく2026年が動き出した感覚だ。
2日の試合はなんといっても大野雄大の完投が光る。145キロ前後の速球を軸に、時に100キロに満たないスラーブを使いながら打者を料理。完封を狙った9回、1点差に迫られても自らの好守もあり、27個目のアウトまで取り切った。
野手のヒーローは一塁手のミゲル・サノー。両軍無得点で迎えた5回、則本昂大のスライダーを捉えて先制2ラン。3月31日の本拠地開幕戦以来となる、2号本塁打が良いところで出た。
守備でも魅せた。3回無死二塁で門脇誠の内野ゴロを捌くと、三塁へ送球。二塁走者を見事に刺した。このプレーについては、大野も「メジャー仕込みと言いますか、渋くていいプレーを見せてくれた」とヒーローインタビューで称賛している。
勝ったことで、やっと課題にも冷静に向き合える。
投手陣で言うと、勝ちパターンの構築は急務だ。クローザーの松山晋也とセットアッパーの清水達也が不在で、貴重な左腕の齋藤綱記も調整途上。暫定クローザーのアルベルト・アブレウは開幕戦の背信投球後、ぎっくり腰で登録抹消されている。
現状は藤嶋健人、ウンベルト・メヒアが僅差リードで出てくるだろうが、藤嶋は本拠地開幕戦でリリーフ失敗。持ち前のテンポの良い投球が鳴りを潜めている。メヒアも8回なら良さそうだが、9回に回すとどうなるかわからない。松山が帰ってこないと落ち着かないのではないか。
その松山は1日にライブBP登板。実戦復帰も近々ありそうだが、焦って昇格させて再離脱だけは避けたい。慎重な判断が求められる。







