本物の安定感が漂う森保ジャパン 三笘薫と伊東純也が証明した「世界で勝てる理由」

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伊東の積極性は日本の武器だ(C)Takamoto TOKUHARA

 ワールドカップ北中米大会での躍進を目指す、森保一監督率いるサムライブルーは、スコットランドとイングランドとの強化試合を2連勝で終えた。

 現地時間3月28日、陽光が差し込んでいたかと思えば、雨を伴って曇りとなるのを繰り返すイギリスらしい移り気な空模様のもとで行われたスコットランド戦。日本は代表活動において、経験値がまだそれほど高くない選手たちを多く先発させ試合に臨んだ。

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 そのため前半は攻撃面で、特出した見せ場を作ることはできなかった。先発したキャップ数の少ない選手たちは、相手の守備陣がボールを持ったところを抑えに行く、戦術で課されたプレーをこなすのにエネルギーを使ってしまい、攻撃に転じた際にはパワー不足となって、決定的な場面を創出するまでは至らない。

 それでも攻撃では右サイドから鈴木唯人が果敢に仕掛け、守ってはGK鈴木彩艶の好セーブもあり、前半は0-0のまま折り返す。

 後半に入り日本はギアを上げるため次々と交代のカードを切っていく。主力の投入によって、チームにアグレッシブさが増すとペースは日本へと傾き、後半39分、途中出場した伊東純也が決勝ゴールをマーク。英国2連戦の初戦をモノにした。

 続く31日はサッカーの聖地ウェンブリースタジアムでのイングランドとの一戦。この試合で日本は試合巧者ぶりを発揮する。スコットランド戦と同様に、日本は前線の選手たちが積極的に相手陣地から守備を行い、イングランドの攻撃を抑え込んでいく。対してイングランドもハードマークで日本の攻撃に対応してきたため、局面で激しい攻防が繰り広げられる展開で進んでいった。

 日本は攻撃面で多くのチャンスを作れなかったが、イングランドのハードマークを掻い潜るために、ひとつのアイデアを実践した。特に前半、中盤に位置する三笘薫、中村敬斗、堂安律、そして伊東は担当する自らのサイドにおけるシャドーとウイングバックの位置を入れ替えるだけでなく、左右を横断するポジションチェンジを行い、イングランドのマークの意識を翻弄していった。ときにはセンターフォワードの上田綺世が右サイドに寄り、中央に伊東が入るなど、前線の選手たちは仲間の動きを意識し合い、複雑にプレーポジションを変えていく、試合巧者ぶりを見せた。

 そして、サムライブルーは前半23分に三笘が挙げた殊勲のゴールを最後まで守り切り、日本サッカーにとって歴史的な勝利を飾った。

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