トランプ氏長男が支援の禁止薬物容認大会に広まる国際的波紋 元五輪戦士参加に英組織は“スポーツの崩壊”を危惧「逸脱している」
「世界のスポーツの品位に取り返しのつかないダメージを与えるものだと言える。ドーピングによって達成されたパフォーマンスを称賛することは、スポーツ界が目指すべきすべてに反するものである。そして国際舞台でのパフォーマンスは次世代に刺激を与えるものでなければならない。我々が懸念しているのは、この大会が、将来の有望なアスリートたちに不正行為だけが成功する唯一の方法だと威圧し、意欲をそがせ、事実上彼らを追い払ってしまうことだ」
もっとも、“品位”を問われた主催者側は、批判を全く意に介していない。ドナルド・トランプ米大統領の長男であるジュニア氏らの支援を受けている創始者の起業家アロン・デスーザ氏は、「自由で十分な情報に基づく中で同意を得た成人は、自分の身体を望むように扱うべきだ」と主張。あくまで禁止薬物の使用が「個人の自由であるべき」という考えを崩していない。
もはや国際問題にも発展している同大会は、本当に開催に至るのか。正式決定以来、有力アスリートの参加数も増えているが、果たして――。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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