超異例のジャッジ変更に止まぬ“懐疑”の声 ブラジル陸連会長が救済レースなどに不満「間違いなくアメリカが対象なのは重要」【東京世界陸上】
もっとも、絶対王者に与えられた“敗者復活戦”的な可能性には、ライバル国の関係者からはシビアな意見が飛んでいる。ブラジル陸上連盟のウラミール・モッタ会長は、地元ニュース局『CBN』のインタビューで、男子400メートル障害でアメリカのライ・ベンジャミンが失格処分を撤回され、金メダルを手にした件をふまえて、「間違いなくアメリカが対象であったことは重要だった」と指摘。あらゆる局面における世界陸上連盟の判断を疑問視した。
「もしも、対象となるのが、我々や他の国だったら、その場にいて、最終的な判断を下した審判の決定が確実に優先されていた。そんなことは絶対にあってはならない」
無論、審判団の“アメリカ贔屓”は定かではない。しかし、前代未聞のジャッジ変更が後味の悪さを残したのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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