FA「人的補償」は必要か否か 「獲る側」「獲られる側」の論理 撤廃なら移籍市場の活性化も
過去の人的補償選手としては、巨人から中日に移籍した小田幸平、巨人から広島に移籍した一岡竜司、巨人からDeNAに移籍した平良拳太郎らが新天地で活躍。『獲られる側』に爽快感を与えたことも記憶に新しいです。
それでも、と前述のスポーツ紙記者は、語気を強めるのです。
「選手にとって、FA権は自ら勝ち取った大切な権利です。しかし、なかなか行使に踏み切れない理由の一つが、人的補償が発生することによって、周囲を巻き込んでしまうこと。もし人的補償が撤廃されれば、移籍市場が活発化することは間違いないです」
必要か否か。プロ野球ファンの間で、人的補償を巡る議論は、今後も続いていきそうです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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