料理に虫が混入、不眠問題も…苦情相次ぐ選手村の“実情”に伊関係者も問題視「完璧な日本の組織を追っても無駄だ」【パリ五輪】
異様とも言うべき選手村への苦情の数々は、環境改善が依然として行われていない証明とも言えよう。そうした現状に識者も嘆きの声を上げる。イタリアの著名医師であるマッテオ・バセッティ氏は、国内の大手通信社『Adnkronos』で「こうした状況は間違いなく良くない。そしてパリにとっても良い宣伝にはならないだろう」と異論を展開している。
「アスリートたちが組織に対して不平不満を言っているのをいつも聞いている。まともに機能していない移動手段、暑すぎる環境、そして不十分な食事。こうした話題がいまだに上がり続けていることがフランスの印象を良くしていないのは明らかだ。前回のオリンピックで完璧な組織力を発揮した日本人を追いかけることは無駄だ。彼らにとって全く役に立っていない」
いよいよ終盤戦に入っているパリ五輪。選手村への苦情は止む気配が見られないが、果たして、改善は見られるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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