8億6500万円の“未払い金”を巡るバルサと楽天の緊迫の交渉…スペイン紙が来日拒否を巡る駆け引きを報道「選手の怒りを招いた」
バルサのありとあらゆる情報を発信している日刊紙『SPORT』は、「不信感もあった日本とのやりとりはただ終わりを迎えたわけではない」と指摘。楽天側との水面下で進められた緊迫の交渉をリポートした。
「バルセロナは楽天に離陸前に負担金を支払うよう要求した。一方、楽天はクラブが資金を支払った後に契約を破棄しないという保証を求めた。この駆け引きはほぼ非現実的な状況にまで発展し、どちらも先に手を打つことを拒むような対立状態にまでなりかけた」
最終的にバルサ側が楽天の提案を飲んだということなのだろう。ただ、『SPORT』は、神戸戦実現に向けた交渉が破談しかけてもおかしくなかったことを指摘。その上で「クラブの関係者によると、どっちつかずの状況は一部の選手間で不快感、そして怒りを招いていた」と伝えている。
25日の夕方には神戸とバルサがそれぞれ試合開催の合意を正式発表。ほどなくしてバルサイレブンも日本に向けて出発した。ただ、ラ・リーガ王者が調整期間もなく、ほぼぶっつけ本番で挑むことになるのは必至。移動の疲労を考えれば、アグレッシブなパフォーマンスは望めないが、異例のチャリティーマッチは、いかなる展開となるだろうか……。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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