新庄ハム 解消できない「抑え問題」 求められる指揮官の「姿勢」とは
一方、この窮状には「準備不足」という指摘もある。そもそも当初の構想では伊藤の守護神プランは頓挫したが、ほかにも近藤健介(29)のFA移籍に伴いソフトバンクから人的補償で獲得した田中正義(28)に関しても、150キロ超の直球を持ち、高い制球力を誇ることでストッパー向きという見方もあったが、こちらも本人の希望は先発とあって、ピースははまらなかった。
こういった流れに関しては「選手の希望、いうことをすべて聞いていたら、チームにならない。監督がチーム方針を定めたら、ある程度しっかり従わせることも必要ではないか」(球界関係者)と指揮官にグリップ力を求める声もある。
開幕まで40日余り、新球場開場も控える。「優勝しか目指さない」シーズンには安定した守護神が必要なことはいうまでもない。この難題に首脳陣はどう道筋をつけていくのか。今後も注目となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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