パフォーマンスだけじゃない! 確実に力をつけてきた新庄ハムの鍵を握る「再生工場」 脅威の「.333」
特注の縦じまユニホームで甲子園を沸かせた新庄監督(C)産経新聞社
パ・リーグ2位の日本ハムは注目の交流戦初戦となる阪神戦(甲子園)に8-2と快勝。投打がかみあい、昨年の日本一チームを力で押し切った。
試合前には新庄剛志監督のド派手なパフォーマンスも話題を呼んだ。現役時代を長く過ごした聖地での一戦に特注の縦じまユニホームに身をつつみ、メンバー交換に現れた。
思わず敵将の岡田彰布監督も笑顔を見せた、”らしさ”満点の見参に阪神ファンも沸いた。
一方、試合内容は堂々たるものだった。2回は相手ミスにも付け込み2点を先制。さらに5回二死一塁からは新庄チルドレンの万波中正が相手先発・大竹耕太郎から6号2ランを放ち一発攻勢でも加点。
さらに2点リードで迎えた7回一死一塁の場面ではヒットエンドランのサインに代打・野村佑希がしっかり応えて左前打をマーク。一死一、三塁とし、代走で出た一走の五十幡亮汰が二盗に成功し一死二、三塁と好機を拡大させると、水谷瞬がプロ初となるこの試合3本目の安打を中前に放ち、2点を加えた。
先制、中押し、ダメ押し、ベンチワークも冴え、終盤まで手を緩めず昨年の日本一軍団から白星を奪った。
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