借金8の泥沼で観客動員ワースト 新庄ハムでささやかれる「2つの誤算」
一方、開幕前から予想されていたこととはいえ、投打ともに低迷し、なかなか上がり目が見られない要因に上がるのは、首脳陣の「采配ミス」も指摘されている。
新庄剛志監督は今季「優勝しか目指さない」とし、昨年とは違い、キャンプインからシーズンを通して固定メンバーで戦うことを打ち出していた。
そのことで開幕スタメン入りを目指す選手たちも奮起、オープン戦も好調だったが、いざシーズンが始まると息切れが目立つ。ここには「WBCではないが、アピールするために開幕前にピークを持っていく必要があり、今はちょうど調子が落ちる時期にあたっているのではないか」(球界関係者)という声もある。
元々選手層の薄さも指摘されていたが、オフにも大きな補強なく、FAで近藤健介がチームを離れるなど、戦力ダウンも響いている。野村佑希、清宮幸太郎、万波中正といった期待の若手クリーンアップの成長力をフロントも期待していたようだが、定着するためには今しばらく時間も必要なようだ。
昨年もチームの成長を願って球場に足を運んだ日本ハムファンはいつまで待てばいいのか。鳴り物入りで開場した新球場が宝の持ち腐れとならないためにも、選手の奮起を待ちたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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