中野友加里が語る、「シーズン中」より過酷な「オフシーズン」とは?
「9月のシーズンに向けて、何で勝負していくか、どんな曲で戦っていくかという『選曲』『振付』『練習』をこの僅かな期間でやらなければいけないんです。
これはあくまで私の例ですが、4月にシーズンが終わると、5、6月あたりに渡米をし、アメリカで振付師の先生と一緒に選曲、振付をして構成を考えます。
その後、1週間くらいでショート、フリーできればエキシビジョンナンバーの3曲を作り、帰国してからひたすら練習していました。
自分の作成したプログラムって、音楽がなったら振付・構成が自然と体に出てくるようになるくらい、自分のものにできるまで最低でも2ヶ月はかかるんですよね。早い人だと1ヶ月くらいでできますが、2、3ヶ月でいい味、間や呼吸の取り方が出てくると思います。私もそうでした。
ただ、いきなり9月に試合に出るのは、緊張やプレッシャーがあるので、オフ期間のアイスショーで本番用のプログラムを滑って評価をいただく選手もいます。
私もいきなり試合で披露するのは不安もあったので、アイスショーで新しいプログラムを披露することはありました。
そうすることで、その先試合で披露するにあたって修正ポイント等が出てくるんです。そういった部分をアイスショーで見つけて改善していくのかなと思います。」
ただ、いくら過酷とは言えども、スケート以外にリフレッシュの時間も、もちろんあるという。
動画内では、スケート以外での「オフ」の過ごし方、さらには中野さんがオフシーズン中に困ったという「あること」についても語っている。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。