一流選手の条件は外れ1位!? ドラフトで競合した選手より出世したプロ野球選手列伝

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村上宗隆(ヤクルト)
 昨季は自己最多の39発を放ち、巨人の岡本和真と並んでホームランキングに輝いた燕の主砲。昨季はチームのリーグ優勝に、侍ジャパンでの東京五輪金メダルと、充実の1年になりました。

 そんなセ界最強の左打者も「外れ1位」だったのですから、ドラフト後、どんな逸材が急成長するかは、誰にも分かりません。

 2017年のドラフト。超目玉は高校通算111本塁打を誇る早実・清宮幸太郎でした。ロッテ、ヤクルト、日本ハム、巨人、楽天、阪神、ソフトバンクと高校生では史上最多となる7球団による競合となった。そして清宮の交渉権は日本ハムへ-。

 そして清宮を抽選で外したヤクルト、巨人、楽天が指名したのは九州学院の強打者・村上でした。3球団による抽選の末、村上はヤクルトへ。巨人は中大の速球派、鍬原拓也を指名。楽天は岡山商科大の右腕・近藤弘樹を指名しましたが、この年のドラ1では現時点で、村上の結果が抜きん出ています。

 もちろん、早くから三振や失策の多さなどの欠点に目を瞑って、村上を試合に出し続けたのは、ヤクルトに確固たる育成方針があったからこそ。特にホームランバッターはまとまった打席数を与えないと、なかなか開花は難しいとも言われています。山田もそうですが、目先の1勝に一喜一憂せず、スケールの大きい選手を育てられるヤクルトだからこそ、ここまでの大打者になったと言えるかもしれません。

 ちなみに2021年ドラフトの外れ1位は

ヤクルト 法大・山下輝投手
阪神 高知・森木大智投手
巨人 関西国際大・翁田大勢投手
広島 関学大・黒原拓未投手

の4人です。

 「競合超え」の活躍、期待したいですね。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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