“遺恨”を生んだ元阪神助っ人がド軍入りか 来春35歳の男になぜ関心? 米メディアが説く世界一軍団の求める「コスパ」
言わずと知れた元阪神の守護神は、2022年からパドレスに在籍。特に直近2シーズンは24年が36セーブ、25年はナ・リーグ最多の40セーブをマークと安定したパフォーマンスを示している。また、来年3月に35歳になるベテランながら平均98.6マイル(約158.6キロ)の4シームを軸としたパワーピッチは健在で、パフォーマンスに大きな衰えは見られない。
また、スアレスは、「5年1億200万ドル(約159億1200万円)を望んでいる」(米紙『New York Post』)と報じられているディアスよりもコスト面で低く、メリットは小さくない。ドジャースの動静を熱心に伝えている『Dodgers Nation』は「もしもスアレスが2年3000万ドル(約46億8000万円)規模の契約を望んでいるのであれば、ドジャースが応じるかは分からない」とした上で、こう予測している。
「ドジャースは外野を強化した上で、クローザーも獲得したいと考えている。そして同時に選手の若返りも望んでいるが、FA市場でそれを実現するのは難しい。いつものことだが、彼らはあらゆる取引から最大限の価値を引き出すことを目標にしている。もしも、スアレスを“妥当な価格”で獲得できれば、選択肢の一つになるかもしれない」
今年6月のドジャース戦で、大谷翔平の右肩付近に161キロの剛速球を当てる“故意死球騒動”で波紋を生んでいたスアレス。それだけに電撃加入となれば、両軍ファンの間で遺恨が再燃する気配もある。
果たして、ドジャースはいかにして「穴」を埋めるのか。かつての虎助っ人が加われば、リリーフ陣の厚みが増すのは間違いないが……。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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