「衝撃的に無視された」名手リンドーアがまさかのGG賞選外で波紋 NYメディアが怒りの反論「まったく狂気の沙汰だ」
それでも最終ノミネートにも選ばれなかった。この事実に怒り心頭といった様子なのが、メッツの地元ニューヨークのメディアだ。
メッツの試合中継などを行っているスポーツ専門局『SNY』は「リンドーアが衝撃的に無視された。彼の除外は論理に反する」と糾弾。「彼がゴールデングラブを手にできないというのは理解できるが、ファイナリストにも入られないのは全く理にかなっていない」と断じた。
また、ニューヨークに拠点を置くラジオ局『WFAN』でパーソナリティーを務めるブランドン・ティアニー氏は「本当に最終候補じゃないの? ちょっと待ってくれよ。それが本当にわけがわからない。じゃあ、他に誰が最終候補の3人なんだ?」と憤怒。「リンドーアのようにゴールドグラブを獲るべき人、少なくとも最終候補に残るべき人が、この段階で残っていないなんてどうかしている。まったく狂気の沙汰だ」と持論を展開した。
もっとも、当人は周囲の喧騒は意に介していない。ドジャースとのリーグ優勝決定戦に挑んでいるリンドーアは「どう表現したらいいか分からないけど、今年の守備面は良かったと思う。でも、他にも良い奴がいたってことでしょ」と回答。そして、「結局、俺はワールドシリーズで優勝できればいい。来年に(ゴールドグラブ賞の)チャンスがあればいいね」と笑顔で答えている。
今季はナショナル・リーグのMVP争いでも候補者として名を挙げられるリンドーア。それだけにゴールデングラブ賞選外に対するショックはしばらく収まりそうにない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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