G.G.佐藤氏が語る国際大会の戦い方「何も見えないのが一番怖かった」
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3月に開催されるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)東京プールの記者会見が26日行われ、今大会で指揮をとる栗山英樹監督より出場メンバー30人が発表された。
ダルビッシュや大谷らメジャー組に加え、村上、山本由伸など国内トップクラスのメンバーが集結。過去最強とも言えるチームとなっている。
いよいよ世界一奪還に向け、動き始める栗山ジャパン。
そんな世界との戦いを前に、北京五輪代表として日の丸を背負ったG.G.佐藤氏が、スポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に出演。
自身の経験をもとに、メンタル面や作戦面について戦い方を語った。
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何も見えないのが一番怖かった
試合を戦う上で大事なことの一つが、作戦面だろう。
ほとんどが初対戦となる海外チームの相手について、どのようなミーティングをやっているのだろうか。
「皆で集まり全部の投手のビデオを見て、特徴や球腫、癖を把握します。紙でもそれをもらいますね。阿部慎之助なんかは癖を見抜くのが好きなので、ビデオ見ながら『ここ癖出ている』とか言っていました」
ミーティングである程度の情報をインプットし、試合に臨む選手たち。
加えてG.G.氏は、試合を戦う上で、相手のデータ以外に、こんなところにも意識をおくのが重要だったという。
「実際に試合に出て思ったことは、相手国が何を背負ってきているのか、そこまで知りたいと思いました。例えば韓国だと、徴兵制度がかかっているとか、うっすら聞くけど、本当かどうかわからず戦ってしまうので。相手がわかると、こちらも対策を練れるし、準備もできる。実際に背負っているものがわかると、ここ一番で逆転できるとかも十分あるので。何も見えないのが一番怖かったですね」