阿部巨人 2試合連続完封負けの背景 「新たな巨人キラー」「キーマンの失速」
また7連勝後に2試合連続の完封負けとなっているチームで気がかりなのは、ここまでチームの快進撃を支えていた新助っ人、ヘルナンデスの状態にもある。
交流戦から彗星のごとく現れ、破壊力ある打撃でチームをけん引。阿部監督をして「いなかったらと思えば、ぞっとする」とまで言わしめた、新打線のキーマンでもある。
ただ、そのヘルナンデスも直近6試合は22打数5安打、打率「.227」、0本塁打、0打点とやや湿りがちとなっている。好球必打で知られた助っ人もボール球を振ることが増え始めたとあって、オールスターブレイクなどを利用し、いかに状態を立て直していくかも大事となりそうだ。
現在は上位4チームが0.5差にとどまる、超混セとなっている。どのチームも狙っているのが大型連勝、避けたいのは大型連敗だろう。投打に充実した戦力を持つ巨人は勝負の夏に向け、どのようにV奪回への道すじを描くのか。今後も注目となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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