巨人正捕手争いの「現在地」 見えてきた首脳陣の「本音」とは

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強肩とリードが評価されている小林(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は1日のロッテ戦(ZOZOマリン)に3-2と勝利。先発した山崎伊織は毎回走者を出しながらも7回1失点で4勝目。要所で点を与えなかったのはバッテリーの勝利ともいえる。

 7回一死一塁で中村奨吾を迎えるとアウトローの変化球で空振り三振に打ち取り、スタートを切っていた一塁走者も大城卓三の強肩で刺し、タッチアウト。三振ゲッツーを完成させ、反撃の芽を摘む。

【動画】粘投する山崎を打線も援護する、3回に主砲・岡本和真がリーグトップとなる12号ソロを放った場面




 これでチームは再び勝率5割に復帰、開幕からマスクをかぶる、大城の献身が評価されている。打撃でも一時はクリーンアップを務めるほど、「強打の捕手」として存在感を高めている。

 近年注目を集めてきたチームの正捕手争いに関して、首脳陣はどう受け止めているのか。現在チームでヘッド兼バッテリーコーチを務める阿部慎之助氏が現役時代、共にバッテリーを組んだ上原浩治氏のユーチューブチャンネル「雑談魂」に出演。チームをけん引する大城について言及した。

 5月30日までに更新された動画内では上原氏から大城にどんなことを伝えているのか聞かれた阿部コーチは、「とにかく配球って難しいので」としながら、「とにかく打て!」と伝えていると応えた。

 自身も現役時代、散々悩まされたリードの問題に関しては正解はなかなか見つからないため、試行錯誤しながら取り組むしかないとあって、まず目に見える結果として打撃を強化してほしいと伝えたというのだ。

 さらにアドバイスとしては、投手が打たれている展開では打席で気持ちが散漫になりがちとして、「そこを少しでも減らしてあげて」と切り替えの大事さを説いているとした。

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