さらなる助っ人打者獲得へ 攻めの編成に見る巨人、V奪回への「本気度」
新助っ人を阿部監督はどのように使うだろうか(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
それはV奪回への「本気度」が伝わってくるニュースでした。
6月28日夜、朝刊スポーツ各紙がニュースサイトで「巨人がロッキーズ傘下3AアルバカーキからFAのココ・モンテスの獲得へ向けた最終段階へ入っていることが判明」との一報を伝えました。
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モンテスは米フロリダ州出身の27歳。2018年のMLBドラフト15巡目でロッキーズ入りし、昨年メジャーデビュー。18試合に出場し、打率こそ.184止まりでしたが、メジャー初アーチを放つなどパンチ力を秘めています。今年は3Aで64試合に出場し、打率.335、9本塁打、47打点の好成績を残しており、獲得が実現すれば、覇権奪回を目指す巨人のさらなる戦力アップが期待されます。
スポーツ紙のデスクは言います。
「内野ならどこでも守れるとの評判なので、モンテスはショートか、ベテランの域に達した坂本勇人のバックアップとしての三塁が期待されるでしょう。特にショートを守れたら大きい。というのも現在、巨人のショートは門脇と泉口が定位置争いを展開していますが、ともに打率は2割台前半で、『打線』という意味においてはウィークポイントになっているからです」
門脇はルーキーイヤーの昨季、126試合に出場して堅守を披露。後半戦の打率は.320で、結果的に.263と申し分のない成績を収め、「巨人のショートは門脇」とファンの脳裏に焼き付けたのです。しかし、2年目の今季は打撃不振に見舞われ、泉口がスタメンとなる試合も増えました。
「簡単に言うと『2年目のジンクス』でしょう。得点圏打率も.235(7月6日現在)とチャンスで凡退することも多い。球場別では本拠地の東京ドームで30試合に出場し、打率.148(7月6日現在)というのも気になるところです。普通、巨人の選手は『東京ドームなら打てる』といった選手の方が多いんですが」(前述の記者)