巨人優勝、陰の立役者は「国際部」 噛み合った編成と現場の歯車

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 円安のご時世。有能な助っ人がジャパンマネーを求めて続々と来日するような時代ではありません。しかし途中加入のエリエ・ヘルナンデスが56試合に出場し、打率.294、8本塁打、30打点と躍動。苦しむチームの光となり、全力プレーで活気づけたのです。

 同じく途中加入のココ・モンテスも勝負の8月に月間打率.358と打ちまくり、負傷で離脱したヘルナンデスの穴を埋める活躍ぶり。「巨人の途中加入助っ人は当たらない」を覆すこのスカウティングは、称賛されて然るべきでしょう。

「打者だけではありません。投手陣でも先発の一角を占めた左腕のグリフィンは20試合に先発しましたし、救援陣の一角を占めたバルドナード、ケラーの働きも十分なものでした。獲得だけでなく、彼らがポジティブにプレーへと専念できるよう、環境を整えるのも国際部の大きな役割。見事にやり切ったと言えるでしょう」

 編成と現場が風通しの良いコミュニケーションを取れることこそ、強いチームの象徴。今季の阿部巨人は、目標に向かって全てが一つになれる組織だったのです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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