巨人に加入した田中将大 今季0勝から復活を果たせるか 鍵を握るとされる「魔改造コーチ」の存在とは
体の軸が横回転になっていたところを縦軸で投げるフォームに修正したことでストレートのキレを取り戻し、また元々の持ち味である制球力も生き、今季は15勝をマーク。自身4度目のリーグ最多勝に輝き、35歳シーズンでの完全復活を強く印象づけた。菅野も同コーチの尽力に深く感謝の気持ちを示している。
若手、ベテラン問わず、指導に関して様々な引き出しがある同コーチの下で力を得た投手は多いとあって、再びの「魔改造」にも注目が高まる。
2009年のWBCでともに戦い、13年の日本シリーズでは第2戦に先発した田中は巨人打線相手に一人で9回を投げ抜き、3安打1失点の力投で日本一への足がかりを作った。名勝負をくり広げた阿部慎之助監督は田中加入を熱望したとされる。
キャリアある右腕が野球に真摯に取り組み、復活の道を歩めば、それもまたチームとしての財産となる。
節目の日米通算200勝まで残り3。巨人でどんな勇姿を見せるのか、東京ドームで腕を振る田中のピッチングに来季は多くの声援が向けられそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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