クジ運さえあれば今頃…巨人がドラフト1位の抽選で逃した2人の強打者とは

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(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARANext、Getty Images

 運命の瞬間が刻一刻と近づいてきました。10月23日、プロ野球ドラフト会議です。

 野球ファンにとどまらず、広く世間の注目を集める中、高校生、大学生、社会人、独立リーグなどの選手がプロ野球選手としてのスタート地点に立ちます。

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 なぜドラフト会議がここまで、人々の興味を集めるのか。それはやはり、1位の抽選に悲喜こもごものドラマがあるからでしょう。

 くじ引きで人生が決まるという公平かつ理不尽、そしてスリリングな一瞬が、ファンのハートをつかんで離さないのです。

 基本的にメディアは未来志向です。クジを外したチームの側に立って、「もしあの時、引いていれば」と悔やむ報道はほとんどありません。だからこそ、敢えて検証してみましょう。

 もしもあの時、巨人が当たりくじを引いていたら、どうなっていたでしょうか。

【2017年ドラフト外れ1位・村上宗隆(九州学院高校)】
 この年、最も注目されたのは、高校通算111本塁打を誇る早稲田実業の強打者・清宮幸太郎でした。ロッテ、ヤクルト、日本ハム、巨人、楽天、阪神、ソフトバンクの7球団による大抽選の末、交渉権確定の当たりくじを引いたのは日本ハム。そして、外れ1位でも履正社の安田尚憲と九州学院の村上宗隆を巡って再び、くじ引きが行われたのです。

 安田はロッテ、阪神、ソフトバンクと3球団が競合の末、ロッテに。村上もヤクルト、巨人、楽天と3球団が強豪の末、ヤクルトが交渉権を確定させました。

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