巨人が支配下ドラフトで「高校生」を指名しなかった理由とは

タグ: , , , , 2023/11/2

 しかし、巨人取材歴があるスポーツ紙のデスクは、この意見に真っ向から反論します。

「むしろチームの現状をしっかり分析したからこそ、このようなドラフトになったんですよ。まず現在、巨人のファームは充実している。イースタン・リーグで優勝したのがその証拠です。育成にも支配下をうかがえる逸材がゴロゴロしている。彼らが一つの『物差し』になるわけです。ファームの現有戦力と比べた時、将来性で劣るとなれば、わざわざ指名する必要はないでしょう。ならば来季、阿部新監督のもとで勝つことが最大ミッション。一軍で戦力になれるとスカウト部が太鼓判を押したからこそ、2位から5位が『大卒社会人』で固まったと思いますよ」

 前述のデスクはさらに、この即戦力4人の指名は、現在いまいち伸び悩む「中堅層」に対する刺激剤であるとも分析するのです。

「2位の森田は貴重な左腕として開幕ローテの一角を占めることが期待されます。3位の佐々木は俊足でパンチ力もあり、外野の一角のレギュラーをつかむ可能性も十分ある。4位の泉口は吉川尚輝に対して『その程度の数字で満足するな』というメッセージとも受け取れる(笑)。又木も中継ぎ左腕として一軍で使えそう。結果的にいいドラフトだったと考えます」

 今年の異質なドラフトが正解だったかどうかは、5年後、10年後に答えがハッキリ出ると言えそうです。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】巨人激震 中田翔にFA宣言の可能性も?背景にあるチーム事情と獲得が浮上する「球団名」

【関連記事】今年が契約最終年の小林誠司 意外な貢献が注目集める理由

【関連記事】社会人4人獲得も高卒指名なし 即戦力に振り切った巨人ドラフトの未来やいかに?

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム