「なんで無警戒だったんだろう」なぜ巨人は11回二死から勝ち越しを許したのか 球界OBの考察「盗塁とか考えなかったのか」
巨人とすれば、あと一死で勝利をおさめられる場面から反転した要因は何があったのか。球界内からも考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は10月12日に自身のYouTubeチャンネルに「【CS2st解説】日本ハム&DeNAがファイナルSへ!!巨人は『なぜ無警戒になったのか?』DeNAが蝦名のサヨナラ勝ちで試合を決める!!日本ハム8回の逆転劇の裏側には"高木が感じたある練習の影響?"」と題した動画を更新。セ、パ両リーグのCSファーストSの戦いぶりに独自の考察を加えている。
高木氏は後がない巨人のCSファーストS第2戦について、大勢やマルティネスを早期に投入するなど、阿部慎之助監督も勝負に出たと認めながら、勝ち越した後の11回裏の攻防に目を向けた。
8番手として登板、10回から投げ、回またぎとなっていた田中瑛斗はDeNA打線を二死まで追い込む。
ここで石上に内野安打を許した次のシーンにスキがあったと指摘。
「続く林の(打席の)ときになんでか知らないけど、盗塁とかあまり考えなかったのかな バッテリーが」と言及。11回のバッテリーは田中瑛と大城卓三だった。
「なんで(バッテリーが)無警戒だったんだろう」と、一走の石上にけん制球をはさむことなくノーマークとし、あっさり走られたことに疑問を感じたという。
「完全に(田中のモーションを)盗まれていたよね」と勝利をあきらめないDeNA打線につけ入るスキを与えたとする。
勝負は当然のことながらゲームセットの瞬間までどちらに転ぶか、分からない。事態が硬直する中、ようやく11回表に巨人は勝ち越し、勝利まであと一死のところまで来ていた。しかし、わずかなほころびが勝敗を分けたとする。
試合後の阿部監督は敗戦の責任を一身に受け止めたが、今オフは主砲の岡本和真もポスティング行使を視野に入れるなど、再びの激震も予想される。
レギュラーシーズンでは安定した投手力を誇る藤川阪神に大きく差をつけられたことも話題を集めた。この悔しさを糧に這い上がるしかなさそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
『高木豊のプロ野球大会議in横浜』
出演者:高木豊 森藤恵美 梶谷隆幸 大和 その他ゲスト
日時:11月9日(日)開場14:00 開演14:30 終演16:00(予定)
場所:県民共済みらいホール(神奈川県横浜市) 〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町1丁目1−8−2 県民共済プラザビル
チケット:FANY先行抽選(9月18日~9月24日11:00まで受付中) https://ticket.fany.lol/event/detail/7454 SS席15,000円(特典付き) S席12,000円(特典付き) 一般席7,000円 ※一般発売は10月4日(土)10:00~
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