阪神新助っ人ハートウィグの1軍デビューを支えた、31歳捕手の"神所作"が話題 無死満塁のピンチも来日初勝利「細やかな気遣い、工夫が投手にとっても大きい」
"持っている男"を支えたのは、バッテリーを組んだ坂本誠志郎の気配りも大きかったようだ。
来日初の1軍マウンド、大歓声というプレッシャーの中で制球に苦しむ助っ人右腕に対し、持ち球のスイーパーの曲がりの目安を示すためにさりげなく構えを内側に変化させたことが注目されている。
結果としてアウトコースに抜けやすかった変化球の制球が定まり、落ち着きを取り戻すことにつながった。
現在、主戦捕手を務める坂本といえば、優れた捕手の特性ともいえる全方位に目配りが効くことでも知られる。
いかに投手陣を生かしていくかに日々、研究を重ねている。奪三振男、ジョン・デュプランティエからも「配球の天才」と評される31歳捕手は時に応じて、構えも細かく変化させ、投手陣とあうんの呼吸を作り出している。
この日は制球に苦しんだ助っ人も右サイドから150キロ超が出るとあって、今後もブルペンでは積極活用が期待されている。坂本に関してはファンの間からも「今や、虎の正捕手」「いなくては困る存在」「細やかな気遣い、工夫が投手にとっても大きい」と称える声が続々と出ている。
勝負の8月に加わった新たな戦力を扇の要がどう生かしていくか。今後の登板シーンも注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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