路頭に迷う韓国の名手キム・ハソン FA強行決断に母国紙も批判の声「大谷のように信頼ができるというのは無理」
「キム・ハソンの新契約は不透明なままである。あのチームやこのチームとの根拠のない噂ばかりが飛び交っている。その球団の地元メディアのジャーナリストによる『獲得願望』や『可能性』の記事だけが拡散され、再生産されているのが実情だ」
移籍市場が落ち着きを見せ始めるなかで、確度の高い情報のなさがキム・ハソンの厳しい立場を物語る。『朝鮮日報』は、「キム・ハソンとボラスは『3、4か月だけ待ってくれれば、契約期間に見合った価値を証明できる』と長期契約を狙った」とFAの意図を読み解いた上で、その決断を断じた。
「キム・ハソンは大谷翔平のように100%の信頼ができる選手というには無理がある。ゴールドグローブも手にした守備面に不安はないが、打撃には疑問符が付いている。そして持ち味の守備も、メスを入れた肩の不安がマイナス材料になると思えば、無頓着に巨額の長期契約をすることは容易ではない。
23年のオフに右肘にメスを入れた大谷の場合は、1年休んでも打者としての大型契約の価値は十分にあった。そして再び威力的なボールを投げることができるという確信があったからこそ、ドジャースを含む多くの球団がオファーをした」
最終的にキム・ハソンはどれだけの条件でサインをするのか。球春が迫り、決断のための時間は刻一刻と減っている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】なぜ他球団の倍額提示を断ったのか ド軍入りの韓国至宝を突き動かした大谷翔平の“鶴の一声”「無視できなかった」
【関連記事】MLB3年連続二桁HRの韓国名手キム・ハソンがFA交渉停滞 母国紙は“決断”をシビア評価「冷たい現実に直面」
【関連記事】“去就注目”のキケ・ヘルナンデスはド軍と再契約か ラックス移籍で「ユーティリティープレーヤーとして復帰」