二軍で“無双状態”の元守護神、可能性を秘めるマルチ打者…ソフトバンクの「大刷新」であぶれた鷹戦士の争奪戦は必至か

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 現在31歳の森は、2018年に37セーブを挙げ、最多セーブのタイトルを獲得した剛腕だ。先発に転向して臨んだ4年契約最終年の今季は一軍で2勝3敗、防御率4.60と精彩を欠いた。しかし、二軍では12試合(64.1イニング)で5勝5敗ながら、防御率1.54、WHIP0.82と“無双状態”。過去の実績を考えても興味を示す球団はあるだろう。

 上林も新天地で再び花開く可能性は十分に秘めている。2013年にドラフト4位で仙台育英から入団した28歳は、2017年にライトのレギュラーに定着。134試合出場して打率.260、13本塁打、OPS.703の好成績を残してリーグ優勝に貢献した。

 2018年には22本塁打、OPS.803を記録するなど長打力も魅力の上林だが、19年以降は故障の影響もあり低迷。節目の10年目となった今季は、前年5月に負っていた右アキレス腱断裂の影響もあって56試合に出場して打率.185、0本塁打と結果を残せなかった。

 ただ、28歳と老け込む年ではない。さらに昨季も規定打席には到達しなかったが、打率.301と一定の数字は残している。内野も守った実績を有するなどマルチな能力を考えても、獲得に手を上げるチームはあるだろう。

 今季の現役ドラフトで阪神に移籍した大竹耕太郎や、人的補償で日本ハムに移籍した田中正義など、ソフトバンクから他球団に移籍して飛躍した選手はいる。森と上林は「元侍ジャパン」というネームバリューも持っているだけに、争奪戦は必至と見られているが、はたして――。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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