高校球児のペッパーミルパフォーマンスが物議 忘れてはいけない「視点」とは
日本中を席巻している「ペッパーミル」パフォーマンスが高校野球に飛び火している。注目を集めているのは18日に開幕した選抜高校野球(甲子園)の第1試合に起きた。
第1試合に登場した東北の初回、先頭の金子和志内野手(3年)が遊失で出塁、塁上で「ペッパーミル」パフォーマンスを披露したのだ。
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これは言うまでもなくWBCで大活躍中、ヌートバー(25)の「鉄板パフォーマンス」。大会では打った選手がのきなみこのパフォーマンスを行ったことでチームに一体感も生まれ、一躍ブームが巻き起こった。
このパフォーマンスに対し、攻撃終了後に一塁塁審から注意を受け、その後、高野連は「高校野球としては不要なパフォーマンスやジェスチャーは、従来より慎むようお願いしてきました。試合を楽しみたいという選手の気持ちは理解できますが、プレーで楽しんでほしいというのが当連盟の考え方です」と公式にコメントした。
これに対し、東北の佐藤洋監督は試合後、「なぜ子供たちが楽しんでいる野球を大人が止めるのか。日本中が今盛り上がっているのに。もう少し子どもたちが自由に野球を楽しむことを考えてほしい」と問題提起を行った。
一躍、話題を集めた今回の事象に関しては青学大駅伝部の原晋監督(55)も反応。18日、自身のツイッターを更新し、この件を報じたニュースを取り上げつつ、「いまだにこんな管理者(審判)いるんだ!?」としながら、続けて「世の中個性を大切にしようと言っているのに、他者を侮辱行為してないパフォーマンスに対して制限するなんて不思議でならない」と持論を展開。最後には「負けるな高校球児!高校野球は君たちの為にあるのだから!」と応援するメッセージを記した。