大谷翔平も決まり…日本のFA戦線最後の大物 山川穂高は宣言残留もある? 気になる「背番号問題」「現役ドラフトの選択」とは
一方で移籍に付随する材料で注目されているのは「背番号問題」もある。本来FAなどで選手を獲得するにあたっては、その選手に縁のある背番号を提示し、誠意を見せることが多い。その点でいけば、ソフトバンクでは山川が着けている背番号「3」はすでに昨年、FAで日本ハムから移籍してきた近藤健介が背負っており、山川が入団時から長くつけてきた「33」も新入団の広瀬隆太(慶應大)に与えられたとあって、該当する背番号は埋まってしまっている。
また、西武では先ほど行われた現役ドラフトで愛斗外野手を放出したことも話題を集めた。パンチ力ある打撃が持ち味、強肩でも知られ、今年4月のロッテ戦(ZOZOマリン)でも「ライトゴロ」を達成させるなど、攻守に存在感を示していたとあって、西武の選択にはSNS上でもファンから驚きの声が多く上がった。
山川を欠いた西武は今季、チーム得点(435)、チーム本塁打(90)がいずれもリーグワーストと得点力不足に悩まされた。投手陣が力をつける中、他球団が嫌がる山賊打線復活のためには、勝負強い打者育成が欠かせないとされる中、パンチ力ある愛斗を放出した裏には、何があるのか。すでに外国人補強で打線上積みを図っているとはいえ、山川の去就が依然としてチーム浮上のカギを握っているのは間違いない。
西武ではすでに山川に条件提示も済ませており、宣言残留も認める方向とあって、仮にソフトバンク含め他球団から声がかからなければ、古巣にそのまま在籍するという選択肢も十分にありうる。
果たして過去3度の本塁打王に輝くなど球界を代表するスラッガー、山川の去就決着はいつとなるのか?今後も様々な方面から注目を集め続けそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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