西武・山川穂高 前代未聞の女性スキャンダル勃発 FA移籍消滅危機の「舞台裏」
山川は侍ジャパンの一員としてWBCにも出場した(C)Getty Images
西武のどすこい砲、山川穂高選手の女性スキャンダルが波紋を広げている。
昨年、20代の知人女性に対して東京都内のホテルで性的な暴行を加えたとして被害届が出されていると11日、「文春オンライン」が報じた。すでに警視庁からも事情聴取を受けているとされ、同日に本拠地ベルーナドームで行われたロッテ戦後に取材に応じた山川は「僕から言えることはありません」とコメントした。
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山川といえば、アマチュア時代は無名ながら、富士大から2014年にドラフト2位で西武に入団すると、努力を重ね、めきめきと頭角を現した。昨季、3度目の本塁打王と初の打点王に輝き、今春のWBCにも侍ジャパンの一員として参加。私生活ではすでに結婚し、女児の父親として子煩悩な顔も自身のSNSでたびたび明かしていた。
またこれまで球界では過去にも女性スキャンダルはあったが、警視庁がからむ事件にまで発展するのは異例のこと。被害女性は山川に処罰を求めているともされ、今後の推移次第では今後のプロ人生にとっても深刻な影響を及ぼしそうだ。
今季はFA取得年。昨年から球界内でささやかれているのは、ソフトバンク移籍への道だ。これは昨年の球宴で一部選手が練習中に漏らした会話が発端となり、急速に広まった。沖縄出身で地元に近いとあって、球界内では規定ルートとも見られていた。
しかし今回の女性スキャンダルでご破算となる可能性も出てきた。昨今、各球団はコンプライアンス重視の姿勢を強めており、獲得する選手にそういった背景があれば、親会社にも影響するとあって、二の足を踏みかねない。