WBC世界一の代償 西武・山川穂高も離脱 心配される「後遺症」とは
ほかのチームでも影響が心配されている選手はいる。現在首位を走るヤクルトでは、侍ジャパン組の主砲、村上宗隆は打率・212、山田哲人は・176、打撃の良さで知られる捕手の中村悠平も・095(10日現在)と状態が上がってきていない。チーム防御率が0・77と先発、救援陣の脅威の頑張りもあり首位をキープしているが主力野手の状態は気がかりではある。
WBCでは過去にも大会後、不調を訴える選手はいた。大会にかかる重圧、短期間での時差をはさむ移動、例年とは早い時期にコンディションをピークに持っていく必要があるため、少なからず反動が出てしまう面もある。
山川にしても大会中、先発メンバーを外れることは多かったが、逆に実戦機会が例年より少なかったことで、コンディションを整えることに困難が伴ったことは予想される。
3大会ぶりのWBC優勝で野球人気も高まった今季、声だし応援も解禁となり、球場には以前のようなにぎわいがもどってきている。これ以上、戦線離脱する選手が出ないことを祈りたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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