NPB複数球団が獲得に動く台湾の怪物の争奪戦 ド軍が関心なのになぜ日本行きが“有利”?「MLBより多額の報酬を支払える」
台湾で声価を上げ、今オフの海外移籍が現実的となっている徐(C)Getty Images
台湾の怪腕を巡る争奪戦が日米両球界で展開されている。
各国球界から熱視線を注がれているのは、台湾プロ野球・味全ドラゴンズに所属する徐若熙だ。最速158キロをマークする24歳の右腕は、今オフに中華プロ野球連盟(CPBL)から海外移籍制度(ポスティングシステム)を容認され、海外移籍に向けて動き出した。
【動画】日本球界で異彩を放つか 台湾の怪腕・徐若熙の奪三振シーン
ポテンシャルは特大だ。2025年シーズンは19試合に先発して5勝7敗と負け越した徐だったが、22年に右肘靱帯(じんたい)修復手術を受けてから復帰した24、25年は合わせて計208回を消化。233奪三振をマークするなど支配的な投球を披露した。
最速158キロの4シームに加え、フォーク、カーブ、スライダーを自在に操る“怪物”を巡っては、NPB複数球団が早々に争奪戦を開始。日刊紙『今日新聞』をはじめとする台湾メディアによれば、ソフトバンク、オリックス、阪神、巨人、日本ハム、西武が継続的にスカウトを派遣。とりわけソフトバンクとオリックスとは球団関係者を交えた面会の場も持たれているという。
そうした中で“世界最高峰の舞台”からもラブコールが送られたようだ。台湾メディア『TSNA』によれば、徐に対してドジャース、ブルージェイズ、レンジャーズが獲得に関心を示していると伝えた。





