大谷翔平はなぜ“社会現象”となるのか? ふと蘇ったイチローの言葉「翔平は想像させるじゃないですか、人に」

タグ: , , , , 2024/3/18

「これは化け物ですよね。でもそれは想像できなくないです」

 ただ、イチローだけは違った。天才は特大のポテンシャルを秘めた24歳を信じ、そして時代を変えると期待していた。引退会見の場で「大谷が今後どんな選手になるか」と問われた去り行くレジェンドは、「あのサイズであの機敏な動きができるというのはいないですからね。それだけで。世界一の選手にならなきゃいけないですよ」と断言。そして、こうも論じた。

「ワンシーズンはピッチャー、次のシーズンは打者として。それでサイ・ヤング賞とホームラン王を取ったら……。そんなこと考えることすらできないですよ。でも、翔平はその想像させるじゃないですか、人に。この時点で明らかに人とは違う、違う選手であると思うんですけれど。

 その二刀流は面白いと思うんですよね。ピッチャーとして20勝するシーズンがあって、その翌年には50本打ってMVP取ったら、これは化け物ですよね。でもそれは想像できなくないですからね。そんな風に思っています」

 日本人はどこか欧米人に対して憧れや劣等感を抱きがちだ。そうしたなかで、世界を相手に果敢に挑み続けてきた大谷は、観る者に「こうなるんじゃないか」と想像をさせ、それをあっさりと超えてしまう(もちろん本人の努力の賜物である)。そして、人々に次なる想像をさせる。

 イチローの言葉の真意は定かではない。だが、彼が「人とは違う」と言ったように大谷は一世一代の傑物だ。想像を連鎖させていくアスリートなどそうそういない。そこに他と選手たちの“違い”が生じているのかもしれない。だからこそ、大衆は「この男は何かが違う」と興味を抱き、社会現象にまで発展するのだろう。

 周知の通り、大谷は昨年12月にドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)というプロスポーツ史上最高額の契約を締結し、またひとつ人々の想像を超えた。そんな始まったばかりの10年間で「日本の至宝」とされる男は、どれだけのドラマを生み出すのか。列島を揺るがせる偉才への興味は尽きそうにない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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