「馬鹿げている」イチローの米殿堂入りで及ばなかった“1票” 米記者は野球の在り方に苦言「本質を見逃している」
「私も指標は尊重しているし、実際に使うが、思うところはある。当時のイチローは対戦相手からすれば、彼に試合を壊されないようにするのが精一杯という存在だった。どうしてこんなことが可能なのかとよく驚かされたし、本当に神話のような存在だった。だから、指標に囚われていては彼の本質は見逃してしまうと思う。彼は明らかに殿堂入り、それも満票での受賞にふさわしい。そのこと以外にこだわるのは馬鹿げたことだ」
全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上在籍する記者が有する殿堂入りの投票権。ゆえに万人が納得する得票というのは困難ではあるが、今回は「満票」への期待が膨らんでいたからこそ、ハレーションは広まっていると言えそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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