「とても愚かだ!」イチローに集まらなかった“疑惑の1票”に波紋続く 米記者は投票体制に怒り「責任を持つべきだ」
代名詞となった背番号51がマリナーズの永久欠番ともなったイチロー氏。(C)Getty Images
偉才の殿堂入りの結果は思わぬハレーションを広げている。
一部で物議を醸したのは、現地時間1月21日に発表された2025年の米野球殿堂入りのリストだ。周知の通り、今年は、有資格1年目のイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が、日本人初の殿堂入りの快挙を達成。だが、事前に予測された満票での殿堂入りに、得票率99.7%とわずか1票届かない形となった。
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米球界で残した功績からMLB史上2人目、野手史上初の満票選出の予測は必然だった。1年目から10年連続で200安打、ゴールドグラブ賞を受賞。通算19年間のMLBキャリアで通算3089安打を記録、日米通算では4367安打と、まさに前人未踏の足跡を残した。
しかし、結果は「1票」だけ及ばなかった。チロー氏は得票に関して「1票足りなかったのはすごく良かった」と前向きに言及。現地時間1月23日に米国野球殿堂博物館で行われた会見でも「どうやら1人投票してくれなかった人がいるようですが、ぜひ、自宅に招待して一緒にお酒を飲みたいので、シアトルまでお越し下さい」とユーモアたっぷりな寛容な態度を見せた。
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