水原一平被告が抱えていた切迫した懐事情 年俸7700万円に、大谷翔平から月40万円の“援助”も「低賃金」と語るワケ
大谷とは蜜月の関係を築いていた水原被告。(C)Getty Images
お茶の間を震撼させたスキャンダルは、いまだ結末が見えていない。現地時間1月23日、ドジャース・大谷翔平の元通訳で、現在、銀行詐欺罪など複数の罪に問われている水原一平被告は、米検察から同選手への賠償金として1697万ドル(約26億3035万円)と57月(4年9か月)の禁固刑が求められた。
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エンゼルスに移籍した2018年から大谷の専属通訳として、蜜月の関係を深めていた水原被告。誰もが名通訳と認め、二刀流スターとの友情関係を認識していた。だからこそ、事件が発覚した当時の会見で大谷が「まあ正直、『ショック』という言葉が正しいとも思わない」と悲壮感の漂う表情で漏らした場面は、世間に小さくない衝撃を与えた。
事件が明るみになってから約1年が経とうとしているが、その余波は広まっている。現地時間1月23日には、大谷からの“支援”と水原被告の生活苦が明るみになった。
判事に情状酌量を求めて裁判所に提出した申立書の中で、水原被告は「ショウヘイは平均して10月から1月まで月40万円、2月から9月まで月2万を私に支払っていた」と大谷から受けていた“援助”を明らかにしている。個人的に年間1万1000ドル(約172万円)を貰っていたという同被告は、所属球団からも2018年に8万5000ドル(約1326万円)、2019年から2021年までは8万7000ドル(約1358万円)、2022年は9万9611ドル16セント(約1600万円)、2023年は25万ドル(約3900万円)、そしてドジャース移籍後は年俸50万ドル(約7700万円)の年俸をそれぞれ受け取っていた。
それでも「著しく低賃金だと感じていた」という水原被告は、当時の切迫した懐事情も説いている。